今日のJHN
~知恵の場レポート~ 鶴田歯科 鶴田理事長
年があけて、あっという間に1月が終わろうとしています。 皆さまは良い新年のスタートが切れましたでしょうか?
新年最初の「知恵の場」九州は雲仙から「熱い歯科医院」として有名な医療法人良陽会 鶴田歯科医院の鶴田博文をお招きしました。演題は「伝説のチームをつくろう!~たくましくてあたたかい組織の作り方~」とあるように、感動したり、勇気を頂いたり、心を熱く揺さぶられる講義となりました。
鶴田理事長
鶴田歯科医院は雲仙市にある「通うのが楽しくなる歯医者」さんです。特段、地の利のよい場所にあるわけでもないのですが、いつも患者さんが多くて、新規の予約も2週間以上待つほどだそうです。その魅力は技術はもちろんのこと、患者さんとの会話にあふれる明るい医院作りにあるそうです。
通常の歯医者さんと違い、笑顔と会話があふれるような、本当に明るい歯科医院づくりに多くのファンが集まります。
以前は「技術さえあれば患者さんに支持される」と、ワンマンな経営をされていたそうですが、信頼するスタッフの相次ぐ離職を目の当たりにし、深く反省。チーム作りの悪戦苦闘がスタートします。
今もなお、チームを引っ張るリーダーとしての視点から、身近でそして驚きのあふれる講演が続きます。活気あふれる職場を作るにはどうすれば良いのか? 会社を好きになるにはどうすればいいのか? 鶴田院長が悩んで導き、トライした一つ一つが語られます。
当日は入社4年目の歯科助手、堀尾さんも現場の社員として発表してくださいました。 まだ4年目とは信じられないほど、しっかりとしていて、素晴らしい人材育成をされているのを目の当たりにいたしました。
堀尾さんは新人研修の大変さを乗り越えられたのは、先輩社員が支えになり、寄り添ってくれたからだと感謝を述べます。そして、鶴田院長のもっとも印象に残る言葉として「仕事は部活と同じである。明確な目標意識をもって、全力(本気)で取り組む。仕事を通してやりがい、生きがいを作り出すことが大切」と紹介をしてくださいました。
このように打たれて響くスタッフを育成できるのが鶴田歯科医院さんの源泉だと思います。
パワーポイントのほか、医院内での歓迎パーティや後輩へのメッセージ動画など、日々の様子が伝わってくる講演内容に、皆さん引き込まれていました。
鶴田院長がめざす理解、共感、感動があふれる職場づくりが言葉だけでなく、感じることが出来ました。「サプライズにあふれる会社作りをする」その言葉が示すように、入社祝い、壮行会などでは本当に感涙するシーンが続きました。こうして、ビデオを通じても現場の熱を知ることが出来たのは本当に肌で学ぶことができたと感謝いたします。
また、当日は医院内で配布している「クレド」や「鶴ちゃん通信」のほか、多くのテーブルに鶴田歯科医院の社員さんも入ってくださいました。ディスカッションでは従業員目線から聞く職場環境、教育環境など、講演では知ることが出来なかったこともたくさん聞けたようでした。今までとは違った自分と近い目線での学びに心動かされる参加者の声が印象的でした。
「ただのビジネスの成功者の話かと思っていましたが、自分を成長させるエッセンスいっぱいの感動的なものでした」
「経営の仕方や後輩の教育、会社をよくするためにはどうした良いかといことを真剣に考えている方が多く、私も刺激を受けました」
「照れくさくても、感動を与えることを頑張ってやっていくこと、という言葉が印象的でした」
(参加者アンケートより抜粋)
本当に素晴らしいあっという間の3時間でした。鶴田院長、また雲仙から駆けつけてくださった堀尾さん、スタッフの皆さま、心から素晴らしい時間に感謝いたします。歯医者に通いたくなりました!
知恵の場九州 事務局 横山知佳