今日のJHN
~知恵の場レポート~NPO法人いい会社をつくりましょう 新井理事
早いもので師走、年末の忙しい季節となりました。。。皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は知恵の場九州第四期第三回目の開催です。生憎の激しい雨で大変足元の悪い中の開催となりましたが、会場はご参加された皆さまの熱気であふれていました。
第4期第3回目の講師は特定非営利法人いい会社をつくりましょう理事の新井和宏様をお迎えしました。新井理事と言えば、「鎌倉投信の新井部長」としてご存知の方も多いのではないでしょうか。ご多忙の中を来福頂いたことに感謝です。
金融機関として。。。ではなく、「おもてなし経営企業選」の選考委員であられますので、多くの「ホスピタリティ企業」を見てきた中から、どのような企業があるのか、どのような共通点があるのかをテーマ別にキーワードを織り交ぜながらお話しくださいました。
とても柔らかい語り口で、ついつい引き込まれてしまいます。
おもてなし先進事例として多くの企業が取り上げられました。
「自分事(じぶんごと)力」では夢ケーキプロジェクトの「菓匠Shimizu」、「チーム力」では全員参加のバーベキューフィロソフィの「都田建設」、「経営者の覚悟」では地域との共生で光る「石坂産業」―その他にも多くの企業事例が飛び出しました。
それらの事例に上げられた企業はどれも素晴らしく、「そんな取り組みをしている会社があるのか」と驚くような企業ばかりで、そしてそれぞれの企業の持つドラマは大変感動的で、人の心を打つ会社経営をされていると感じました。
そのような感動的な「きれいごと」「社会性」の重要性と同じくらい新井理事が大切である説くのが、「事業性」です。企業は常に社会性と事業性が両立しなければならないことを学びました。事業性、収益性に対する質疑応答では、投信会社に携わる鋭い視点での回答がさすが!と思うと同時に興味深く感じました。
また、参加者も第3回目になると随分と知恵の場にも慣れて、議論が活発に交わされてきます。会場では「グループディスカッションの時間が足りない」との意見も飛び出すほど、熱心な意見交換が見られました。正に、知恵が交流する場であると感じます。
新井理事からはこれからの時代として、csv(共通価値、すべてのステークホルダーに相反しない価値)の時代になるとの示唆を頂きました。今までの三方善しの時代から、六法善しの時代へと変化していく、とのお話は、これから益々変化が大きくなる時代に新しい価値を作り出すためには大きなヒントとなったことと思います。
本当にご多忙の中、福岡まで足を運んでいただいた新井理事、心から御礼申し上げます。同時に、土砂降りの雨で足元の悪い中、いつも熱心に参加していただく参加者の皆さま、ありがとうございました。また、いつも臨機応変に当日の対応をしていただき、素晴らしい学びの場へと仕上げていただいているファシリテーターの三宅さん、いつもありがとうございます!それから、無理を聞いていただいて会場対応をしていただいているNCBリサーチ&コンサルティングの皆さま、皆さまのご尽力で素晴らしい勉強会になりました。改めてお礼申し上げます。
次回は新年2016年2月20日 医療法人良陽会 鶴田歯科医院 理事長 鶴田博文様のご登壇です! どうぞご参加ください。
知恵の場九州 運営事務局 横山知佳